どーも、だんぷらパパです^^
旅行の際は高速道路を使うこともあるかと思いますが、一般利用者向けの「ETCカード」とは別に「ETCコーポレートカード」というものがあるのはご存知でしょうか。
2020年7月14日現在、東京都内では新型ウイルス感染症の感染者が多く出ていますので、気軽に旅行はできない状況です。
また普通にドライブに行けるようになることを祈りながらの解説記事になります。
この記事を読むと個人事業主・法人向けの「ETCコーポレートカード」の発行条件に当てはまるか簡単にわかります。
そもそもETCカードとは?
高速道路の料金所を無線走行する為のICカードです。
皆さんご存知かと思います。
現状ETCレーンの利用割合は90%と言われておりますので、ほとんどの方がETCカードを使ってETCレーンを利用していることになりますね。
クレジットカードが作れない方や現金を使いたい方は一般レーンを使って現金走行をする訳ですが、現金走行はETC走行と比べて割高になります。
例)東京ICから名古屋ICまでの普通車走行金額の違い
ETC走行 5,050円
現金走行 7,220円 ※2020年7月現在(時間帯割引はなしとする)
また、ETCカードは別途ETCマイレージサービスに登録することで、更に最大9.1%の割引を受けることができます。
ご登録がお済みでなければすぐにしてください。
ETCマイレージサービス
ETCカードには銀行系、信販系等、様々な種類があります。私のおすすめは楽天カード付帯のものです。
ポイントがたくさん貯まりお得だからです。
ただ、年会費やポイントの付き方に若干の違いはあるものの、どれも同じETCカードですので、時間帯割引やマイレージサービスの条件は同じです。
ETCコーポレートカードとは?
耳慣れない方も多いかと思いますが、高速道路会社のNEXCOが発行するETCカードになります。
実物はこんな感じ→ ETCコーポレートカード
個人事業主の代表者名義の車両、もしくは企業・団体の法人名義の車両が対象です。
残念ながら一般個人の会社員等の車両は対象になりません。
通常のETCカードの時間帯割引に付随して、大口多頻度割引という割引がつきます。
大口多頻度割引って?
高速道路の利用が増えれば増える程に割引率も大きくなるしくみです。
計算式はここでは割愛しますが、
月額利用額/枚 | 割引率 |
10,000円 | 5.0% |
20,000円 | 12.5% |
30,000円 | 15.0% |
40,000円 | 18.75% |
50,000円 | 21.0% |
100,000円 | 25.5% |
150,000円 | 27.0% |
200,000円 | 27.75% |
300,000円 | 28.5% |
例えば月間の走行が3万円だとすると
割引率は15%で、割引は4,500円です。
上記の割引が時間帯割引にプラスして付加されます。
通常のETCカードとの損益分岐点はどこになるか
通常のETCカードでも登録すればETCマイレージサービスで9.1%の割引を受けれます。
ETCコーポレートカードですと、15,000円の利用で割引率が10%となりますので、
カード1枚当たりの利用金額が最大15,000円程度までの方はそのまま通常のETCカードをご利用いただいた方が良いです。
逆にそれ以上の方はETCコーポレートカードをご検討の余地があるかと思います。
車両固定となる
また、ETCコーポレートカードは事前にNEXCOに車検証を提出します。その車検証のナンバーがカードの券面に記載された状態で発券され、その車両でのみ利用できます。
つまり、通常のETCカードと違い、カードの使い回しが効きません。
車両を絞らず使い回しをされたい場合は、通常のETCカードをご利用ください。
併用されるのもありかと思います。
発券するには?
ETCコーポレートカードを発券するには、取り扱いのある事業協同組合に加入するのがスタンダードです。組合は全国に200以上存在し、条件も異なりますので慎重に選んでください。
申込み前に、現在の請求書を元に試算されるのがベターです。
結論、こんな方におすすめ
- 法人名義、個人事業主の代表者名義の車両がある。
- 高速道路に月16,000円以上乗る
- 車両固定のカードで問題ない
この記事では、なるべくシンプルにETCコーポレートカードについて解説しました。
実際には、カード利用単価、保証預け金や割引対象道路、ETC車載器のセットアップ等の細かな条件があります。
もし、ご興味がありましたらコメントしていただければ、アドバイス差し上げます。
では!
